インターミッション

――あるとき、音声メッセージの添えられたお手紙があなたに届く。
中身を流せば、ここに訪れた時にはじめて聞いた声。

「……よっ。パーティ、楽しんでるか?
突貫で始めて色々忙しいだろうけど、すこしでも楽しめたら冥利尽きるってもんだ」



「鏡餅もいい感じに積み上がってきたし、除夜の鐘も鳴らした。
もしかしたら、お前のとこだとそーゆー文化とかないかもしれないが……まあ、それはそれだな」


「あ、お前の世界なり祝い方があれば、それをやってもいいんだぜ?
ここは自由な"祝いの席"だからな」


「この世界が満たされるまで、祝いの力はもう少し要るらしい。
迷惑掛けん程度にはしゃいで騒いで祝ってやってくれ」




……そういえば、アイツにおせち料理を頼んだんだけど、遅いな