Eno.27からのお手紙

ジェイくんへ

私は東の国の出身だから、その文字は読めないの。ごめんなさい。

あの島のジェイくんだね、もちろん、覚えているよ。久しぶり、茜だよ。中央広場で君を見たけれど、話し掛けようか迷っちゃった。

私は元気、大丈夫。あの後、私は私を縛る家から出てざまーみろしてやった。気持ちが良かった。それからは、今はあやかし狩りとして……まぁ、ちょっと危険な毎日を送っている。

でも心配しないで。これは私が、私のために、選んだ道なんだから。今度こそ、誰にも縛られずに!

あは……身投げなんてする訳がないよ。でもあれだけ心配させたものね、ごめんね。

……名乗る名前を変えたんだ、私。かつては夏狩夜と名乗っていたけれど、それは私を縛っていた家の名前。今の私は彩霧 茜、あやかしを斬る茜の刃……って、ね! 私らしいでしょ?

あ……温泉の水は飲んだ後でした。タダで貰えるって聞いたんだもの! そしてね、それ知らないで大量に貰っちゃったから……マッズいけれど、何とか消費するね……あはは……

ジェイくんも元気。それなら良かった。この不思議なお祭り、楽しもうね!

彩霧 茜