Eno.5からのお手紙

さて、様々な懸念があったが、
結論から言えばユキと私は、
ともに私の世界――まあ、つまり現代日本だ――
に、向かうことにした。
ユキの特殊な体質がなければ、
うまくいくかどうかもわからなかった。

ああ、それにしても。
この私が、男、それも年下の男の子と、
一緒に住むことになるなんてな……

思い返せば返すほどに、数奇な運命だ。

……まあ、丹越には感謝しておこう。
拉致されたお陰で、相方を得られたのだから。
彼氏って書くのちょっと恥ずかしかった。