Eno.206からのお手紙

いつかまた会い、同じものを食べることができるだろうか。
そう願いながらこれを贈ります。
どうか、お元気で。

"袖振り合うも多少の縁。
交わした声は数知れず。
ならば、それらを紡いで糸としよう。編み、結って紐としよう。
この場を満たした祝力を、交わる数多の思い出を。
あなたと出会えた喜びと、これからの旅路の無事を願って。
そして、どうかこの縁を忘れないでという、一縷の望みを一束に込めて"