Eno.11からのお手紙

「愛っていうのは行動であり、意志だ 感情じゃない
対象がより良い状態になれるよう行動する、意志」

「それはみんなが想像するようなものとは裏腹に限りなく理性の行いだ
感情に惑わされず、誠意を持ち、見返りを求めない」

「愛する事は難しい 行動しなければならないから
思うだけや言うだけとは違うし大きな責任がついて回る」

「ただ、愛する事は簡単だ 感情がなくても愛する事はできるから
嫌いでも愛する事はできるって事」

「嫌いだ 心の底から それでも愛している」

「……そのはずだったんだけどなあ」

「あ!ちなみにこれ以上の話はないぜ 深刻なバックグラウンドとかも、なーんにも」

「俺達の物語は別のところにある
俺が忘れていたし認識できなかったように、今は関係のない事って訳」

「ほら 祝いの席だろ? 無粋なんだよそういうのは」

「……まあでも 何も言わないのもあれだな じゃあ最後に一つだけ」

「悪意とは
1.他人に対する悪い感情。害を与えようとする意志。
2.ある事実を知っている事。法律用語」

「俺は悪意の第三者 俺は悪いサマリア人
そう 俺は“知っている“」

「俺に悪意は無いよ これまでもこれからも
約束しよう 俺は嘘はつかないから」