RECORD

Eno.183 苧麻(ラミー)の記録

記録2-サイバーエリアのメイド



この祭には、いくつかの異変が起きているという。
精霊に耳馴染みのある言葉にするなら『変異種』といったところだろうか。
赤い花の株から青い花が咲くようなものだろう。

どの地にもあるんだろうな、そういうことって


その中の一つ『サイバーエリア』の『セラス』のところへ向かった。

普段は他所で会うような者たちと一緒に

-どのくらいの時間が経っただろうか-

停止を試みることにした。

大変だったけど楽しかったな。『タコパ』も覚えたし


今まで、ヒトと関わったことはあまりない。
ヒトだけでなく、あまり自分以外の種族には会ったことがなかった。
たまに訪れる精霊と挨拶を交わすくらいで。


だけれども。おさげ髪の似合う『主』は言っていた。


-もしどこか、知らない地に紛れ込んだとき
あなたと違う、別の種族に会ったのなら-


その出会いを、どうか大切に……と


『そんなことを言われても』

なんてその時は思っていた。
『主』は、どこか知らない島の遺跡へ訪れたことがあるそうだけれど。
それは、遠い遠い昔の話だという。


今になって思う。
こういう世界が本当にあるのだ、と。

なら、僕は今、……どんな表情かおをしていたらいい?



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おまけ。髪をおろした姿を考え中。