RECORD

Eno.93 上ノ内 ほこらの記録

慣れ

『ほこらはどうだ、たの/しんでいるか』

『それがそれほど。
 その身はわれらの物なればと、傷つかぬよう穢れぬようにしているようです』

『そうか。ではきにせずたの/しんでよいとつたえろ』

『……あの子がたのしむことに異論はありませぬ。
 そのように伝えます』

『うむ』




『いまのうちになれてもらわねばならん。
 われらのかずだけたの/しんでもらうことになるのだから。
 そのときこわれてもらってはこまる』

『じょうぶないえを まっているぞ、かみのうち』