RECORD

Eno.230 オルド・ヴィンクの記録

傷跡

傷。
心の深い所に、膿んで久しい傷がある。
もうずっと、残り続ける影がある。

かつて傷を知らなかったボクは、己の衝動に多くのものを巻き込んだ。

“君は、傷つかなければ生きていけない。“

それはある人の言葉で、全く的を射た話だった。
傷つかなければ、傷を知らなければ。
ボクは罪に気づけない。気づかない。知らない。痴れない。


​───────​───────ボクオルド・ヴィンクは、こんなものにはならない。

それはボクオルド・ヴィンクの罪では無い。
しかし間違いなく、“オルド“ボクの過去だった。

時間に燻された本の頁をめくる度に思い返す。
オリジナル。己を分けたる本物。
記憶を消し去る抹消の悪魔。
青い春を拒絶した愚かもの。

ここにいるオルド・ヴィンクは、“こんなものオルド・◾︎◾︎◾︎“にはならないと。

​───────そう、いつも通り。





























「ギャーーーー!!!またバーストだよぉ~😭😭😭」
※祭を楽しむオルドは己のシリアス成分の九割を忘れています。