RECORD

Eno.325 ヴィオの記録

ボイコット

色欲の悪魔 ヴィオは疲れていた。
とっても、かなり、めちゃくちゃに。

悪魔を呼び出す方法は昔から本が定番だったが
現在社会は発達し、今やパソコンだのスマホだのがメインの時代。
本を読む人間の方が少なくなったし
調べものはもっぱらインターネットが主流。
「悪魔 呼ぶ出す 方法」でG●o●le先生に聞く時代だ。

だからか、契約には困らなくなった。
世の中には結構、悪魔の力を求めている人間がいるようで…。

本格的な契約はもちろん、媚薬だの惚れ薬だのの注文依頼だの
あいつを破局させろだろ、あいつと結婚させろだろの
愚痴の捌け口、はたまた恋の相談相手まで…

「うっっっっるせ~~~人間!」


「ウー●ーみたいなノリで悪魔呼ぶ奴いすぎだろ!もうちょい考えて悪魔呼べよ~~」



商売繫盛して嬉しい反面
何だか疲れてしまっていたのだ。

「大口の契約も取れたけど、そっちはそっちでうるせ~しな~」


「…よし、1回ボイコットするか~!」



そんなこんなで息抜きのためにフェストリアへやってきた悪魔。
仕事の事はあまり考えないようにしとうとしながら
ついつい仕事柄、願いを叶えてあげようかと甘言を言ってしまったり。

とは言え、ここはお祭りの世界。
騒ぎの流れに身を任せ、ただ楽しむだけ!