RECORD
Eno.173 コロモ=ツクヨノの記録
思い出その11
シュラインエリアの浮遊島がついに陥落した。
これで全てのエリアの招かれざる者達を撃破した事になるが、
直後セントラルエリアの方角から「除夜の鐘」がどうとかいう報告が入る。
この辺は正直、浮遊島撃破の祝杯で沢山お酒を飲んでしまったために酔っていて記憶が曖昧だ。
シュラインエリアで温泉に入れるようになり、そこでゴタゴタしていたタカサブローくんをどさくさに紛れてトンカチで殴ってしまったことは少し思い出したので後日ムラっけハンマー等を土産に詫びを入れた。
翌日、セントラルエリアに確かに大きな鐘が鎮座していた。
そしてその傍らにはピニャータなる者の存在も。
ピニャータとやらは私が寝ている間に一度倒されたようだが、強くなって復活したらしい。
試しに戦いを挑んだら奴のディバイドとやらで10000以上のダメージを喰らって即死した。
恐るべし。
奴らとの戦いの最中にゼクシィさんくんと約束をし、その日の夜に二人で話をする事にした。
正直、彼女から「意中の人は居るの?」と聞かれた時。ドキッとした。
一人の顔を、思い浮かべてしまったから。
こんな事、初めてだ。
そしてメディバルエリアで待ち合わせをし、彼に抱くこの気持ちが何なのか。
ゼクシィさんくんに相談した。
――返ってきた答えは、やはりこれは“恋”らしい。
自分でも、正直驚いている。
私は占い師だから、恋愛の相談を受けることも有った。
だが、私がやる事と言えば占いで出た結果を事務的に答える事くらいだ。
それがよもや、自分がここにきて恋愛に悩むようになるとは。
皆の事は好きだ。この祭で出会った人達の事も、勿論。
でも、彼は、彼にだけは、それ以上の特別な物を抱いてしまう。
もっと彼の事をよく知りたい。そして、できる事ならずっと一緒に居たい。
これが本当の意味で誰かを好きになるという事だと知った。
でも。彼が私のことをどう思っているかはわからない。
近頃はいつも一緒に居るけれど、彼にとってはそれは友情からかもしれないし。
だがゼクシィさんくんからは想いを伝えた方が良いと背中を押された。
この祭もいつ終わるかわからないし、終わればきっとぞれぞれ元の世界に戻り離れ離れになる。
一緒に居れるのは今だけかもしれない。
それでも、伝えずに終わればきっと後悔すると。
その通りだろう。
過去に、かの空中庭園で結ばれた者達を見て来た。
彼らは皆、幸せそうだった。
庭園が閉鎖された後、各々がどうなったかまではわからないが。
きっと、二人でしっかり話し合いをした上で世界の壁を越え、幸せに過ごしている事だろう。
そう願いたい。
私の心は決まった。
この祭が盛り上がっている内に、必ず彼にこの気持ちを伝える。
例え最終的に離れ離れになるとしても。
例え彼が私に振り向いてくれなかったり、想いを伝えた結果関係が壊れてしまったとしても。
それもこの祭での大事な思い出として、受け入れて行く覚悟だ。
そうしてゼクシィさんくんに話を聞いてもらった後はセントラルエリアへと戻り、ピニャータを一度殴ってから就寝。
ラミーくんとちょっとだけ会話をしたが、彼も眠かったようでそのまま二人で就寝。
その日はそれで良かったのかもしれない。
意識をし始めてしまった以上、彼とどう顔を合わせたものか悩んでいたから。
とりあえず、今はいつも通りに過ごしながら。想いを伝える機会を窺って行こう。
…元の世界に帰ったら、ロータにも教えてやらねばな。
お前があの子に抱いているのは、恋心なのだと。
これで全てのエリアの招かれざる者達を撃破した事になるが、
直後セントラルエリアの方角から「除夜の鐘」がどうとかいう報告が入る。
この辺は正直、浮遊島撃破の祝杯で沢山お酒を飲んでしまったために酔っていて記憶が曖昧だ。
シュラインエリアで温泉に入れるようになり、そこでゴタゴタしていたタカサブローくんをどさくさに紛れてトンカチで殴ってしまったことは少し思い出したので後日ムラっけハンマー等を土産に詫びを入れた。
翌日、セントラルエリアに確かに大きな鐘が鎮座していた。
そしてその傍らにはピニャータなる者の存在も。
ピニャータとやらは私が寝ている間に一度倒されたようだが、強くなって復活したらしい。
試しに戦いを挑んだら奴のディバイドとやらで10000以上のダメージを喰らって即死した。
恐るべし。
奴らとの戦いの最中にゼクシィさんくんと約束をし、その日の夜に二人で話をする事にした。
正直、彼女から「意中の人は居るの?」と聞かれた時。ドキッとした。
一人の顔を、思い浮かべてしまったから。
こんな事、初めてだ。
そしてメディバルエリアで待ち合わせをし、彼に抱くこの気持ちが何なのか。
ゼクシィさんくんに相談した。
――返ってきた答えは、やはりこれは“恋”らしい。
自分でも、正直驚いている。
私は占い師だから、恋愛の相談を受けることも有った。
だが、私がやる事と言えば占いで出た結果を事務的に答える事くらいだ。
それがよもや、自分がここにきて恋愛に悩むようになるとは。
皆の事は好きだ。この祭で出会った人達の事も、勿論。
でも、彼は、彼にだけは、それ以上の特別な物を抱いてしまう。
もっと彼の事をよく知りたい。そして、できる事ならずっと一緒に居たい。
これが本当の意味で誰かを好きになるという事だと知った。
でも。彼が私のことをどう思っているかはわからない。
近頃はいつも一緒に居るけれど、彼にとってはそれは友情からかもしれないし。
だがゼクシィさんくんからは想いを伝えた方が良いと背中を押された。
この祭もいつ終わるかわからないし、終わればきっとぞれぞれ元の世界に戻り離れ離れになる。
一緒に居れるのは今だけかもしれない。
それでも、伝えずに終わればきっと後悔すると。
その通りだろう。
過去に、かの空中庭園で結ばれた者達を見て来た。
彼らは皆、幸せそうだった。
庭園が閉鎖された後、各々がどうなったかまではわからないが。
きっと、二人でしっかり話し合いをした上で世界の壁を越え、幸せに過ごしている事だろう。
そう願いたい。
私の心は決まった。
この祭が盛り上がっている内に、必ず彼にこの気持ちを伝える。
例え最終的に離れ離れになるとしても。
例え彼が私に振り向いてくれなかったり、想いを伝えた結果関係が壊れてしまったとしても。
それもこの祭での大事な思い出として、受け入れて行く覚悟だ。
そうしてゼクシィさんくんに話を聞いてもらった後はセントラルエリアへと戻り、ピニャータを一度殴ってから就寝。
ラミーくんとちょっとだけ会話をしたが、彼も眠かったようでそのまま二人で就寝。
その日はそれで良かったのかもしれない。
意識をし始めてしまった以上、彼とどう顔を合わせたものか悩んでいたから。
とりあえず、今はいつも通りに過ごしながら。想いを伝える機会を窺って行こう。
…元の世界に帰ったら、ロータにも教えてやらねばな。
お前があの子に抱いているのは、恋心なのだと。