RECORD

Eno.57 ラト族のキャロの記録

◆仲間からの手紙

朝起きた時。
にんじんを食べようと荷物を漁っていたら、一通の封書が出てきた。
何も書かれていないが
「こういうのは怪しくなさそうだな」というラト族のカンが働いた。

『キャロへ
お前が見ているということは届いているようだな。
フォルテだ。異世界に巻き込まれたそうだな。
お前の持ち物からお前の魔力を探ってそこにたどり着いた。
残念ながら僕ではそこへは行けない。なのでミールに手紙を運ばせた。
恐らくあの遺跡からそこへ来てしまったんだろう。

そこの世界は安全か?
いやまだ帰らないということは……大変なのだろうな。
お前が何をしていたのかは帰ったら聞こう。
奴ら…仲間も待っている。ゼイルが以前のお前のように探して、少し遠くまで行ってしまったくらいだ。

恐らく入り口もあるなら出口も導いてくれるだろう。
帰ったらとりあえず牧草とリンゴくらいは用意してやる』


フォルテからの手紙。
ミールちゃんはちゃんと帰れたんだろうか。
あいつらには申し訳ないことしたなあ。
オレは元気です、って手紙を送りたいのに。
出口か…大魔王?を倒したら帰れるといいな。