RECORD
Eno.183 苧麻(ラミー)の記録

アルセイドは森に住むニンフであるという。
そのうち木の精霊をドリュアスと呼ぶ。
多くは長命であるが、自らの宿る植物が枯れると共に、その命を終えるらしい。
そして
普段は人前に姿を現すことはないが、人間の若者に恋をし、相手を誘惑して攫っていくこともあるという。

彼女の世界には、どう伝わっているのだろう。
そもそも、そういう存在は居るのだろうか。
多分もう、
ここにいられる時間は、そう長くはない。
僕は焦りながらも、彼女の世界へとつながる道筋を探し始めていた。

多分だけれど、彼女の世界にある植物とのパイプが上手く繋がればよいのだと思う。
それは彼女を通して、その世界と交信するのだろうか。
考えれば考えるほど、方法が掴めなくなっていく気がした。

この世界でみんなが『土産』と言っている、モダンエリアのプレゼント。
このモダンエリアで用意されている『プレゼント』は、やけに手数料が高額だとは思っていた。
多分だけれど、本当に『元の世界へ持って帰れる土産物を用意できる』のだろう。

この方法であれば、彼女の世界へ渡る植物が用意できる

僕はそっとそれを形にし、ひとまず鞄に入れておくことにした。
Ἀλσηΐς ~アルセイド~

アルセイドは森に住むニンフであるという。
そのうち木の精霊をドリュアスと呼ぶ。
多くは長命であるが、自らの宿る植物が枯れると共に、その命を終えるらしい。
そして
普段は人前に姿を現すことはないが、人間の若者に恋をし、相手を誘惑して攫っていくこともあるという。

僕がどのくらい、この言い伝えに近いかは、なんとも言えないけれど
彼女の世界には、どう伝わっているのだろう。
そもそも、そういう存在は居るのだろうか。
多分もう、
ここにいられる時間は、そう長くはない。
僕は焦りながらも、彼女の世界へとつながる道筋を探し始めていた。

ただ、結局…
多分だけれど、彼女の世界にある植物とのパイプが上手く繋がればよいのだと思う。
それは彼女を通して、その世界と交信するのだろうか。
考えれば考えるほど、方法が掴めなくなっていく気がした。

そういえば、贈り物を
この世界でみんなが『土産』と言っている、モダンエリアのプレゼント。
このモダンエリアで用意されている『プレゼント』は、やけに手数料が高額だとは思っていた。
多分だけれど、本当に『元の世界へ持って帰れる土産物を用意できる』のだろう。

実は、今日だけは彼女に内緒で、ここに来たんだけどさ
この方法であれば、彼女の世界へ渡る植物が用意できる

意外だったな、こんな手があるなんて
僕はそっとそれを形にし、ひとまず鞄に入れておくことにした。