RECORD
Eno.254 "村人Bちゃん"の記録
ミステリーエリアにて21日、
突如としてボスが出現。また増殖を行い、
更なる増殖と消失、再度増殖を行った。
既に配置されていたエネミーのオリジナルだろうか。
最初遭遇した際の感覚は間違いではなく、
やはり対話が可能であり、交渉にも応じる程。
高い知性と実力を有するのは確かだろう。
少々抜けた点もあるようだが……
しかし、かの存在はどうやら概念が
形を成しているものなのだという。
分身と思わしき複製体は、もしかすると
それぞれ別個体として独立している?
ともあれ、参加者へ害意を持っているとは
考え難い言動をしているのは確か。
アレも"祭"という機関のひとつなのだろうか、
それとも混ざった不純物なのか。
ただひとつ調査対象が増えたのは確かだ。
ミステリーエリアに関しては新たな物質や
エネミーが複数見受けられたが、並行して
記録が行えると良いのだが。
22日朝、複製体の一部が討伐された。
それからひとり、またひとりと倒されていく。
とはいえ、それを知ったのは……
手元に届けられた"鏡"を通じてだが。
どうやら、あの複製体はそれぞれが異なる
特殊なアイテムを保有しているらしい。
それらはいずれも、これまでの品と異なり
世界に干渉する程の強大な力を秘めた物だった。
全てを視る事の出来る鏡。
事象の改竄を行える筆。
望みの場所へと繋げる扉。
万物の複製を可能とする本。
残る一体もそういった特殊な品を持つのだろう。
しかし……世界に干渉し、影響を及ぼす品が
誰にでも手に出来、容易に扱える。
これは少々危険なように思える。
この世界、フェストリアでは独自のルールが
適応されており、何人もそれに抗えない。
抗えるとしても抗わない者もいるだろうが、
非凡な者も凡人も同じラインに立てるのだ。
しかし、今回入手した筆では短時間ではあるが
適応されている事象を上書き出来るようだ。
実際、統一されていた言語が別の物に切り替えられ
結果としていくつかの言語に分裂した。
強制力は薄く、言うなれば催眠の様なものだが
身長を伸ばしたり、羊羹を降らせる、
花火を打ち上げるなどその扱いは自由自在。
また、上書きを上書きするなどの行為も見られた。
これらの効果は多種多様であり、
他にも様々な使い方ができるのだろう。
当然ながら、"祭"の内部でしか効果は及ばず、
また効果範囲も限定的ではあった。
時間が経つと、より強固な世界の理によって
改竄された事象は修正されるようだった。
しかし……今の私にとって、これらの道具の
持ち得る効力は身に余るように感じられる。
このドア以外の品物に関しては、
使用せずバックパックに保管しておこう。
また、これらの道具の使用が落ち着くまでは
影響範囲外にて活動を継続する。
活動記録:21日目 22日目
ミステリーエリアにて21日、
突如としてボスが出現。また増殖を行い、
更なる増殖と消失、再度増殖を行った。
既に配置されていたエネミーのオリジナルだろうか。
最初遭遇した際の感覚は間違いではなく、
やはり対話が可能であり、交渉にも応じる程。
高い知性と実力を有するのは確かだろう。
少々抜けた点もあるようだが……
しかし、かの存在はどうやら概念が
形を成しているものなのだという。
分身と思わしき複製体は、もしかすると
それぞれ別個体として独立している?
ともあれ、参加者へ害意を持っているとは
考え難い言動をしているのは確か。
アレも"祭"という機関のひとつなのだろうか、
それとも混ざった不純物なのか。
ただひとつ調査対象が増えたのは確かだ。
ミステリーエリアに関しては新たな物質や
エネミーが複数見受けられたが、並行して
記録が行えると良いのだが。
22日朝、複製体の一部が討伐された。
それからひとり、またひとりと倒されていく。
とはいえ、それを知ったのは……
手元に届けられた"鏡"を通じてだが。
どうやら、あの複製体はそれぞれが異なる
特殊なアイテムを保有しているらしい。
それらはいずれも、これまでの品と異なり
世界に干渉する程の強大な力を秘めた物だった。
全てを視る事の出来る鏡。
事象の改竄を行える筆。
望みの場所へと繋げる扉。
万物の複製を可能とする本。
残る一体もそういった特殊な品を持つのだろう。
しかし……世界に干渉し、影響を及ぼす品が
誰にでも手に出来、容易に扱える。
これは少々危険なように思える。
この世界、フェストリアでは独自のルールが
適応されており、何人もそれに抗えない。
抗えるとしても抗わない者もいるだろうが、
非凡な者も凡人も同じラインに立てるのだ。
しかし、今回入手した筆では短時間ではあるが
適応されている事象を上書き出来るようだ。
実際、統一されていた言語が別の物に切り替えられ
結果としていくつかの言語に分裂した。
強制力は薄く、言うなれば催眠の様なものだが
身長を伸ばしたり、羊羹を降らせる、
花火を打ち上げるなどその扱いは自由自在。
また、上書きを上書きするなどの行為も見られた。
これらの効果は多種多様であり、
他にも様々な使い方ができるのだろう。
当然ながら、"祭"の内部でしか効果は及ばず、
また効果範囲も限定的ではあった。
時間が経つと、より強固な世界の理によって
改竄された事象は修正されるようだった。
しかし……今の私にとって、これらの道具の
持ち得る効力は身に余るように感じられる。
このドア以外の品物に関しては、
使用せずバックパックに保管しておこう。
また、これらの道具の使用が落ち着くまでは
影響範囲外にて活動を継続する。