RECORD

Eno.254 "村人Bちゃん"の記録

折り畳まれた便箋と封筒

拝啓 村人Bさんへ

華やかな祭りも遂には酣となり、
人々が賑わっていたお祝いの場はどこか寂しさすら感じるようになりました。
このような空間の中、わざわざ私の元へといらしてくれたこと、
そして素敵な贈り物を残してくださったこと、大変嬉しく思います。

同時に、このような直接でない方法でお返事を渡してしまうことを惜しくも思います。
ですから、破片だけでも届きますようにと祈りながら、
この文をしたためさせていただいております。

盛況と混沌さに満ちた祭りの空間のなか、
貴方とは幾度と楽しい時間を過ごさせていただきました。
特に、兄弟発祥の地に立ち会ってくださっていたことも、非常に思い出深いです。

今までの楽しい時間にも終わりが来てしまうことを寂しくも感じますが、
祭りでの日々は私自身の中に永く残り続けるものですから。
ここは晴れやかな気持ちで貴方を送ることができたら、と思います。

そして、以前申したお返しなのですが、
ここでは一つトロフィーという形をとらせていただきます。
祭りでの楽しい日々を過ごした証に、色褪せない思い出を込めて。
貴方の荷物袋の肥やしにならなければ幸いでございます。

随分と長い手紙となってしまいましたね。
簡潔に済ますべきかと考えたのですが、どうしても思いは語り尽くせないものです。
しかし、これ以上長くなっても大変ですから、ここで終いとさせていただきます。

では、最後に。
村人様の新たな旅に止まぬ幸福を、新たな、もしくは再びの喜ばしい数多の出会いを、
僭越ではございますが、私から祈らせていただきます。
貴方の旅が良きものとなりますように。

ラッカ こと 華章院烙佳