RECORD

Eno.339 夢幻座長 リドルの記録

祭典世界のリドル【その7】

【11/27-28真夜中の記録】メッセージにて、とある方と

色々気になったりしたことはあるんですよね、
貴方は──不思議な視点をお持ちですね・・・・・・・・・・・・・、とか」


「吾輩の不思議な視点…。どのような時に感じられたのであろうかね」


 この世界のひとびと、不思議だらけだとは思うが。その中で更に不思議とは?

「そうですね、不思議だと思ったのは……やけにこの世界の仕組み、というか、構成要素みたいなものに詳しいなと思ったりしましたねえ」

「例えばまるで、頂いたこの端末の中でも覗いているかのような……ね」


「ああ…成る程。吾輩…いや。

私は実は端末を覗いて、リドルのアバターをつけて別世界で冒険していたのだが。その世界から吹っ飛ばされてこちらに来たものだから…。

リドルとして『フェストリア』で行動している感じだな。祭が終われば、開放され。本来の私に戻れるのだろうけど」


「ああでも、謎が解けて良かったです。

成程、貴方の今の存在は外部に居る人物のアバター……そういうことなら、外部を認識してそういった知識や情報を引き出せるのも納得が行きます」


「私は…ありとあらゆるアバターをつけて、冒険してきたのだよ。それこそ、劇を演じる座長の様にな

だが…。どんなアバターをつけても、結局私は私でしかないということに気づいてしまったのだ。

そして今の私は、もう旅に出ている場合じゃない。今後は全力で戦わねばならない」


 私がリドルとして冒険の地に現れるのは。これが最後になるはずだ

 だが、これから旅をする者も。今、旅を楽しんでいる者も、世にはいるのだろう

「そうか。君が君になれる日は、そう遠い将来ではないと思う。旅が良いものになりますように」


 そう告げれば、休む為に。おやすみの挨拶をし、手を振り去ろうとした

「……貴方が"貴方"でなくなったなら」
「その時は私を知る、向こう側の貴方とまた、巡り会えたらいいですね。どこかで」






………!



 あれっ

前の時も。確か









嗚呼、そうだな。みんな、何処かで
確かにいるはずなのにㅤ────




 ここはㅤ────とても近くて、とてもとても遠い世界