RECORD
経緯:話すと長くなるんだが
「ぬぅ……ようやく撃破できたな」
「手強い相手だったが、収穫もデカい。
色々とレアアイテムがありそうだぜ」
「そこんところは鑑定待ちだな。
……ランプ、いいのあったか?」
「イヒヒ……。お待ちかねの戦利品タイムよ」
***
戦士ヘルツ
パーティのリーダー。打ち上げは必ず焼肉。
魔女ランプ
陰気だが頼れる女。こう見えて高級肉を爆食いする。
剣士バラロース
軟派なエルフ。美容を気にしてサラダバーに通い詰める。
斥候チョップ
皮肉屋だがいいやつ。タン塩しか食べない。
***
「今回の大目玉はこの装備ね」
アクセサリ『東天紅のコステロ』
「何これ」「羽のついた腰みの?」
「装備すると身軽になって力が湧くみたいよ」
「前線に立つヘルツ向きか。
サイズもオレには大きいし」
「ぬっ、私が……?
派手すぎないか……?」
「どうせ俺たちしか見てねェよ」
「リーダーには一番いい装備をあげたいもんね」
「ぬ、ぬぅ……」
・・・
「あの〜〜、皆……」
「フフフ……似合ってるぜ」
「華やいだな」
「私を騙したな。
面白がられてるのが丸わかりだ。
しかもこれ呪われてるぞ」
「いや〜困ったねえ。
今から解呪のために地上に戻るのはちょっとね」
「絶対わざとだ」
「まあまあリーダー、
いい装備なのには違いはないだろ?」
「それもイマイチ疑問なんだが……」
「言い忘れてた。
それを使いこなすには、
隠しステータス『宴会力』がいるんだった」
「な、なんだってー」
「宴会力か……今のリーダーの一番の弱点じゃないか」
「じゃあ今の私はただの羽つけた変態なのか?」
「失念していたよ。
早急にヘルツの宴会力を鍛えなければ……」
「地上に戻って解呪してほしいのだが」
「ランプ!
こんなところに都合よく異世界への扉が!」
「ふうむ? 祭典の世界『フェストリア』……
これはいいかもしれないね」
「ヘルツをここに送り込み、宴会力を鍛えれば
我がパーティーもより強くなる……」
「そうと決まれば頑張るしかねぇな、リーダー!」
「話くらい聞
ぬわーーーーーーー!!!!」
そうして問答無用で異世界フェストリアに送り込まれた戦士のヘルツ。
彼は宴会力を高め、よりおもしれー男となって帰ってこれるのだろうか……。
「地上に戻ったらハラスメントで訴えてやるぞ……!!」