RECORD

Eno.158 チトセの記録

狂騒祭事世界『フェストリア』

No.✗✗✗ 世界名:狂騒祭事世界『フェストリア』

『祭り』の大まかな概要は前項2度に分けて報告した通りの為、割愛。
全てのボスを討伐して現れた新たなエリア──ミステリーエリアと呼称する──には、参加者によって様々な印象を与えたようだ。
1つ。他の世界の物品を落とすエネミーが複数いる。
1つ。ミステリーエリアの地形はある世界の物と殆ど同じ物。
1つ。出現するエネミー・物品共に混沌とした物が多い。

また、ミステリーエリアが出現して暫く経つと新たなレイドボスの群れが出現した。
1体1体の体力や脅威度にはバラ付きこそあるものの、何よりその数と混沌さは群を抜いていた。

なお、既に全て討伐済み。問題は、彼奴等の落とした物品になる。
『神器』と称される物。レプリカ模造品だが、その効力は間違いなく発揮されていた。
それぞれの神器は以下の通り。
『ヘブンズドア』

扉を模した神器。何処にも繋がると称されている。
『フェストリア』ではタクシーの地点に転移することが出来た。但し微細な体力を消耗する。


『アンサラーブック』

書籍を模した神器。どんな物質でも複製することが可能。
但し、『フェストリア』世界での通貨(キラキラSPARKLE)を物質の規模に比例して多量消費する。


『クレアボヤンスミラー』

姿見を模した神器。『フェストリア』では遠く離れた地の会話も鮮明に覗き見る事が出来た。
何かしらの対価は存在しない。但し、全ての会話ややり取りが見れる訳では無いようだ。


『インカンテーションペン』

小筆を模した神器。描いた事象は全ての理を無視して実現される。
但し、その効果は永続ではない上に必ずしも強制力が働く訳ではない。
また、体力を大量に消耗する為頻発する事は不可能に近い。


また、全ての神器が別世界でも効力を発するかどうかは不明。
今後の調査を求める物とする。

この世界の結論としては。
混沌も平穏も全て呑み込み、"祭"として1つの賑わいの形にしているという事。
ミステリーエリアの地形も比例すると、かつて似た世界も存在していたのだろう。
事実、『フェストリア』参加者にはその世界の経験者も存在していた。
この世界もほどけ、閉じる事となる。
今後活用できるか否か、再びこの世界が生じるかは現状不明。

上層部の判断を委ねるモノとします。

──────C.