RECORD
Eno.8 天原 ユラギの記録
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【閑話休題】
静かなノイズの音ともに、白い外套の男はやって来た。
────浮遊した姿はまるで浮くような、沈むような姿だ。
男は、柔らかく目を開き、困惑した後。
………世界を見つめてはこう言った。
「何処だ…?」
………ノイズの姿を見て、困ったような顔になる。
「………いいや、違うか。
………けど、この鏡からは…天原サンの姿が見える………って事は縁が………」
そこで一度言葉を止める。
「………けど…見せちゃ不味そうっすよね…俺の姿。
…多分、きっと…あの世界からは弾かれたみたいですし」
「………ええ、『未来で待ってる』ってアイツには言っちまいましたが…多分、これ、俺は忘れてるんでしょうね…
そして、忘れなかった俺がここにいる。
けど、それはきっと場違いっす。」
「………それならいっそ、夢だと済ませられるように。
それとなく、あの俺に伝えられるように…」
深呼吸の後。
「更なる深淵へ………」
更なる深淵へ、その言葉と共にその白い外套の男は消えていった。
まるでバグが消されるように、階段の前の死体が除去されるように。
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