RECORD
Eno.63 竜宮サエの記録
いつもの日常
『学校遅刻するわよ~』
眼を覚ました竜宮さん。

『あら、角出して、夜更かししてたんでしょ。』
しまった、向こうのクセで角隠せてなかった。
小3の頃には寝てるときも常に隠せるようになってたのになあ。
……夢、だったのかな。
学校へと向かう。
いつもの日常。
もうすぐ冬休み。
周りは浮ついた気分。
竜宮さんはちょっとぼーっとしちゃってた。
学校から帰ってきて、枕元に置きっぱなしのそれを見つけた。
浮かびあがるホログラフ。
楽しい日々の記録が、そこに浮かび上がって。


一年と少ししたら、卒業式に来てくれるはずのぼくの王子様を待とう。
そして、隣に並んで、色んな所に行って。
そうだ、明日、ノートを買ってこよう。
やりたいことリストを作るんだっ!
暫くの間、そのホログラフを眺めては、表情を緩める竜宮さんなのでした――
きらりと光る、薄緑色の綺麗な石。

日常は、長くは続かないかもしれない。
一度外に出てしまった者の定め。
眼を覚ました竜宮さん。

「おはよ、お母さん。」
『あら、角出して、夜更かししてたんでしょ。』
しまった、向こうのクセで角隠せてなかった。
小3の頃には寝てるときも常に隠せるようになってたのになあ。
……夢、だったのかな。
学校へと向かう。
いつもの日常。
もうすぐ冬休み。
周りは浮ついた気分。
竜宮さんはちょっとぼーっとしちゃってた。
学校から帰ってきて、枕元に置きっぱなしのそれを見つけた。
浮かびあがるホログラフ。
楽しい日々の記録が、そこに浮かび上がって。

「……レオ。」

「竜宮さん、待ってるからねっ。」
一年と少ししたら、卒業式に来てくれるはずのぼくの王子様を待とう。
そして、隣に並んで、色んな所に行って。
そうだ、明日、ノートを買ってこよう。
やりたいことリストを作るんだっ!
暫くの間、そのホログラフを眺めては、表情を緩める竜宮さんなのでした――
きらりと光る、薄緑色の綺麗な石。

「……ん~?こっちのほう……なんか懐かしい感覚がするよ~っ?」
日常は、長くは続かないかもしれない。
一度外に出てしまった者の定め。