RECORD

Eno.95 迷い路の案内人の記録

私が何者か

『只の案内人ですよ、ええ』



悩みを抱える者
迷える者
渇望する者
皆様が前へ進めるのならば私はそう言った者達の話し相手、或いは善き隣人となりたい

其れだけの事
?そういう事ではない?
・・・いいえ、いいえ、其れ"しか"無いのです
かくいう私も何処にも逝けず何も無いのですから
永きに渡り惑い、迷い、彷徨い続けた
空虚に成り行く感覚というのは実に恐ろしいもので
そうした旅路の中で気付き、得たこの道を私は進むのです

『もう迷わない様に私はこの道を進む』



私と同じ様に惑い、迷い、彷徨う者達に灯りを灯しましょう
道を示しましょう
側に寄り添いましょう
何時しか私はこの案内人という役割を支柱、或いは在るべき居場所の様に気に入っていましただって、独りは寂しいでしょう?

ランタンを持つ男ジャック・オー・ランタン、その人ではないけれど
人々が語り続けた名もなき"伝承の集合体"フォークロア
私が何者かという問い、疑問
貴方にとって此れが答えになると良いのですが