RECORD

Eno.57 ラト族のキャロの記録

よく考えたら同じかもしれない

ゼイルが孤島へ行ってしまったあの日。
オレたちは街の中を探した。
だがどこにもいない。

イデアによれば遠くに行ったが、ゼイルがしっかりしていれば
一か月以内には戻ってくるとのことだった。

「相棒がいなくなると寂しいものだな…」


「……お前の方が長かったからな」


「おうっ、いきなり話しかけてくるなよ。忍び足で来たのか?」


「ふん。そういうわけではないが。あいつは帰ってくる。だから待っていろキャロ


(え?珍しく名前で呼んだ???)


「ありがとな~、フォルテ」



「オレはいつだってカッコいいウサギだからな!」



フォルテはその答えに笑ったような気がした。
元気出てるじゃないか、みたいなそんなセリフを言っているような。

って考えたらオレ、ゼイルと同じように探されているかもな。
難易度低いダンジョンだから侮ったかもな。
オレは楽しんでいるのでな!みんな安心してくれ!