神は神話に。妖は怪談に。魔は御伽噺に。
神秘はかつて科学に暴かれ空想イマジナリーとなり、やがて表世界から喪われた。

――逢魔時。都市から生まれた淀みが集まり、科学の世界に綻びを生む。
表世界から消えたはずの"それ"は世界の裏側アザーサイドに滞留し、漏れ出さんとしていた。

オリジナルキャラクター登録型都市探索交流ゲーム

ロゴ

オープンテスト『Ep.0』
2025年4月予定

プロローグ

かつて、神秘は人の世と共にあった。
人の祈りが神と奇跡を生み、人の恐れが妖と災禍を生む。
神秘は人々に功罪をもたらし、人々は神秘を畏れていた。

それで世界の均衡は保たれていた。
しかし、人類は科学を選び、神秘を切り捨てた。
神秘という"不確定なもの"より、科学という"確実なもの"を選んだのだ。


時は巡り21世紀。神秘は忘れ去られ、表世界から消えたはずだった。
……世界各地、日常の裏から怪奇が表れるまでは。


これは、新たなる動乱の時代の中で生まれた都市『北摩テクノポリス』で紡がれる一幕。

要約

北摩アザーサイド怪奇譚とは

このゲームは東京23区外に広がる学園都市『北摩テクノポリス』を舞台としたオリジナルキャラクター交流ゲームです。
キャラクターは学園都市での現代的な日常生活を送りながら、異能や魔術といった『神秘(ミスティック)』の力を借り、日常を脅かす『怪奇(アノマリー)』を対処する非日常を送ります。
略称は北摩(きたま)または北アザです。

キャラクターは大学を中心とした3つの組織『学連』から1つ、北摩や神秘に絡む3つの組織『機関』から1つずつ所属します。
それぞれの組織の目的に従いながら、ゲームプレイや交流を行うことができます。
交流システムについて

このゲームは組織から依頼(ミッション)を受注し、条件を達して報告することで進行します。
特定の敵を倒す、特定のアイテムを納品する、特定のNPCに話しかける……など、様々な依頼をこなしながら学生生活を送りましょう。

怪奇や敵対存在などのエネミーはエリア内に直接出現します。
リアルタイムに交流しながらアクションによって怪奇対処を行うことができます。
戦闘行動を含むエリア内での行動を行うと『AT(エリアタイム)』が経過し、敵オブジェクトが行動することもあります。

『北摩アザーサイド怪奇譚』は常時開催で提供されますが、2~3ヶ月を1期(1エピソード)とした全体進行を行います。
全体進行期間外も『インターミッション期間』として自由に遊ぶことが可能です。
要約

ゲームの舞台

『北摩テクノポリス』

東京23区外の多摩地域に位置する、東京都の物理的中央部を占める学園都市。行政上の名称は『北摩市』。
2000年代初頭に23区外の市町村のうち、北多摩に属する地域が併合されて現在の形に至る。
北摩内外に関わらず現実の現代日本に類似した地理や歴史を持つが、どれも細部は大きく異なる。

「テクノポリス」とは学術を中心とした一種の実験都市のことで、北摩では3大学と協賛企業による産学住一体とした共同開発運営を行っている。
そのため、一般的な学園都市よりも研究施設や実験施設が多く、学生のみならず研究者や技術者、また以前からの住民も多い。

行政機能を持つ『南部地区』、束都グループが管理する『西部地区』、多摩科連が管理する『東部地区』、ノーブル会が管理する『北部地区』が存在する。
各地区を結ぶ交通機関として、在来線のほかモノレールの環状線やバスが往来している。

登録キャラクターは原則『学生』として扱われるが、これは既存の6+3+3+4からなる教育課程とは異なり「教育機関の利用権利を持つ市民」というもの。
そのため教育過程中のキャラクターはもちろん、社会人などでも学費を支払うことで授業に参加したり教育機関を利用することができる。
要約



北摩市地図

『裏世界』

文字通り「世界の裏側」とされる神秘の満ちた非常に不安定な空間。
昼夜の代わりに夕暮れと明け方を繰り返す世界であり、表世界とは異なる時間の流れを持つ。

表世界から失われたはずの神秘で満ちており、異能や魔術の行使に制限のない空間であり、怪奇の蔓延る混沌とした空間。
それそのものが神秘で構成されているため、基本的に神秘を認識できる者しか出入りすることができない。
(もし一般人が迷い込んでしまった場合、気付かぬまま抜け出すか、或いは表世界から消えるかとなってしまう)

裏世界の地理や景色は表世界に準ずるが、神秘に侵蝕されて大きく歪んでおり一致することは少ない。
異形の建造物が並んでいることもあれば、ファンシーな街並みが広がっていることもあり、場所によって景色は全く異なる。
また、裏世界には表世界から流れ着いた様々な物質や物体が漂っており、それらを利用し生活が行われている。

裏世界への出入り口は扉や窓、門といった『出入りに関するもの』に不定期に生じ、認識さえできれば狙って出入りすることができる。
また、裏世界は世界の境界が非常に薄く、外世界との出入りに裏世界を経由されやすい。

裏世界を根城とし、怪奇や裏世界に迷い込んだ者たちが裏世界独自の生活を営んでいることも多い。
中でも『アザーサイドコロニスト』と呼ばれる裏世界の最大勢力は混沌とした裏世界の秩序を守っているとされる。
要約

用語

『神秘』

北摩世界に存在する、既存科学を凌駕する未知の事象・生物・構造物・エネルギーの総称。
有り体に言えば『よく分からないもの全般』のこと。
超常現象や異能、魔術、怪奇など、科学や人間社会の法則を凌駕する事象はすべて神秘とされる。
『神秘』は神秘管理局によって制定された呼称で、英語圏では『ミスティック』とも呼ばれるなど、人によって呼び方はそれぞれ。

神秘の由来は様々で、生物の意思や感情のような強い想いから生じることもあれば、土地に秘められた力などから生じることもある。
ただし、それらの多くは微弱なものでしかなく、殆どの場合誰かに気付かれることもなく自然に霧散し消滅してしまう。

科学と相反する存在であるため、表世界においては科学によって「神秘を完全に否定される」ことで弱化・消滅してしまう。
これは神秘の多くが『未知に対する思念』を基底にしているためで、『解明』と『普及』が神秘喪失のキーであることが殆どである。
例:メディアで神秘を披露し続けた術師は、神秘が『よくある手品』として周知されて神秘を失い、術全般が使えなくなってしまった、など
そのため、表世界で一般大衆に神秘事象について知られることは最大のタブーとされている。

結果として神秘を知るものはごくわずかで、神秘を認識し触れ合える人は世界内全体で見ても数万人程度。
それは北摩内においても例外ではなく、市内および全ての学連において一般市民が圧倒的多数を占める。

神秘に干渉したり、或いは神秘を行使することによって肉体や物質は神秘を帯びる。
神秘の帯びている量や度合いを『神秘率』と呼び、肉体の神秘率がより高い(またはより多く神秘を帯びている)程それは現実離れ【補足】しているとされる。
また、場の神秘率が高い程その場所は裏世界に近い状態であるとされ、高すぎる場合『神秘氾濫【補足】』が発生するリスクがある。

一般的に場の神秘率が高いほど神秘は力を発揮しやすく、低いほど神秘は本来の力を発揮できないことが多い。
科学優位の世界である表世界では神秘の出力が大きく下がり、神秘優位の世界である裏世界では神秘の出力が向上する傾向にある。
場の神秘率は周辺で発生した神秘事象によって上がることもあれば、時間経過でその場におけるニュートラルな形へと戻っていくこともある。

神秘のうち、特に霊や怪奇などの存在や、魔力や気のような神秘の比率の強いものは光学的に認識することができない。
これらを観測・干渉するには同様に神秘を帯びた者や機器である必要がある。

世界の外(他世界)の技術・概念・事象などは『外来事象』とし、神秘として扱われる。
また、北摩世界にとって未発見・未普及の超技術も非現実度合いに応じて同様の制約を受ける。
要約


『怪奇』

神秘を中核としたもののうち自律的に動く存在のこと。
生物と同様に代謝を行う個体や、人間に近しい知能を持つ個体も存在する。
『アノマリー』や『怪異』と呼ばれることもある。

怪奇は神秘を操ることで自己を形作り、通常の肉体に囚われない様々な能力を持つ。
ただし、異なる神秘によって相殺されると自己を保てず消滅してしまう。

より強度の高い神秘を帯びた怪奇は科学による否定や大衆化による神秘の減衰を受けにくく、存在が神秘氾濫の原因となることがある。
ゆえに強大な怪奇や神秘乱用者への対抗策として神秘技術を保守する必要があり、これらは一概に神秘を根絶して解決することができない原因でもある。

怪奇のうち、人間社会に不利益なものは発見次第退治または処分するのが原則。
また、怪奇たちのコミュニティでも必要がなければ人間社会とは干渉しないのが不文律とされている。
要約


『学連』

『北摩テクノポリス』に存在する私立教育機関や研究機関を中核とした連合体。
それぞれの特色を持った教育組織が連携することで、広範に渡る教育・研究活動を行っている。
学連に所属する組織は各々独自の運営方針を持ちつつも、神秘事象を含む研究や対策において互いに協力関係を築いている。

学生支援団体としての側面を持つため、学生の生活や学習を支援を手厚く行う。
神秘に触れた学生に関しても適切な対応を取り、必要に応じて神秘の扱い方や対策を指導するほか、神秘研究調査に関する依頼を頼むこともある。

学生には学連所属の証としてスマートデバイスが支給され、学生証としての機能の他、学生の状態を管理するための機能も備える。
また、スマートデバイスのバンドの色は学連によって異なり、簡易的な所属の証として機能する。

学連には『束都グループ』『多摩科連』『ノーブル会』の3つが存在する。
学連の詳細な説明


『機関』

特定の目的のために設立された組織群。
一般的な行政機関とは異なり、神秘に関する特殊な権限や独自の活動範囲を持つ。

学連が教育・研究を主目的とするのに対し、機関は社会の安定や秩序の維持により重点を置く。
そのため、一般への情報公開は限定的で、その存在自体が秘匿されているものもある。
ただし、完全な独立組織ではなく、他組織や学連等と連携を行いながら活動している。

機関もまた神秘に触れた学生たちに協力を仰ぎ、見返りとして神秘に関する様々なノウハウを共有する形で関わることとなる。

機関には『カレントコーポレーション』『神秘管理局』『アザーサイドコロニスト』の3つが存在する。
機関の詳細な説明

参加に関して

キャラクター登録の注意事項

このゲームはオリジナルキャラクター登録型の交流ゲームです
使用する権利が本人にあるキャラクター以外は使用できません。


推奨されるキャラクターについて

以下はキャラクターの作成に関する推奨される事項についてです。
これは厳密なルールではなく、システムとキャラクター設定の間で矛盾が起きにくくするように定められたものです。
そのため、システムとの齟齬や矛盾を解決できる理由付けができるのであれば、ゲーム内の世界観や雰囲気の維持にご協力いただける限り必ずしも守る必要はありません。

ゲームの舞台は現代日本です
現代日本において一般的な生活を送ることが可能なキャラクターを推奨します。
また、人外的な特徴を持つキャラクターは、表世界ではそれを隠す必要があります。
(奇抜な格好は誰かのスマートフォンを通じて広がってしまい、あなたの存在を脅かす様々なリスクが生じてしまいます)

キャラクターは神秘に触れた学生となります。
学連内の学校に在学中か、入学・転校してきた学生であることを前提にした取り扱いを行います。
神秘を知っているかどうか、神秘を帯びているか、神秘を扱えるかどうかは問いませんが、導入等で必ず神秘に触れることにはなります。
「神秘を知った上で、日常生活ではそれを隠して生活する」のがこのゲームのロールプレイにおけるメインコンセプトです。

キャラクターは戦闘を行う場合があります。
キャラクターは学生生活上で戦闘能力および神秘に関するものを求められることはありませんが、
エリアの一部に存在する敵の排除に必要となるほか、依頼の内容によっては戦闘能力が必要です。

学校と学生活動がゲームの中核を担います
勉強をする暇のない社会人や未就学児といった学生から遠いキャラクターは遂行が大変かもしれません。
また、教師や用務員のキャラクターで登録しても何らかの恩恵を受けることはできません。

魔術や怪奇現象など、オカルトや超常的なものが出てきます
科学的・物理的に考えたらありえないものが出てきても、そういうものだと思ってください。
また、異能や魔術等といった神秘の行使をキャラクターが行うことも可能ですが、表世界では大きく制限されるためご注意ください。


キャラクターと世界観についてのよくある質問


画像仕様

※拡張子はjpg、png、apng、webp、gifを想定しています
※px表記は表示上でのサイズを表しています。アップロード画像のサイズ指定はありませんが、表示サイズからかけ離れて大きい画像はご遠慮ください
※アップローダー等はありませんので、必要に応じて当サークル製画像アップローダー『うさごや』や、各自アップロードサービス等をご利用ください
※これらは任意のため、用意がなくても参加することができます。

プロフィールイラスト

横幅最大700px、縦幅最大800px

※画像は透過された立ち絵イラストを推奨

キャラリストイラスト

横幅300px前後、縦幅350px

※ない場合はプロフィールイラストを使用

アイコン

縦横60pxの正方形

マップアイコン

縦横30pxの正方形

※ない場合はプロフィールアイコンを使用

スキルカットイン

横幅600px、縦幅推奨120px

上記以外にも、ゲーム内で画像を用意し使うことができるものがあるかもしれません。


そのほか

開催前キャラクターシートについて
登録開始1週間前を目処にプロフィールジェネレーターの提供を予定しています。
恐れ入りますが、提供までお待ち頂けると幸いです。
(キャラクターおよびプロフィールイラストの作成公開に関して制限はありません)

ゲーム公式Discordについて
WdRbWorksDiscord内に交流および情報共有チャンネルを設けています。
こちらから参加することができます。
(参加ログは流れないので、お気軽にご参加ください)

壁打ち用アカウントについて
X(旧Twitter)にて壁打ち用アカウントを設けています。
こちらからフォローすることができます。
(壁打ち用アカウントにリプライをすることで、壁打ち用アカウントをフォローしていない人のタイムラインを流さずに言及することができます)