Ino.14 無名の島
ハードコアラージはしたいけど死にたくはない。 ハードコアラージでも好き勝手行動したい。 ハードコアラージでもロールしたいorしたくない。 本稼働では検討してるけどやっぱりちょっとこわい。 そんな方が気軽にハードコアラージの空気を吸うためのブートキャンプです。
STATS
10人 / 人数
ハードコア / 難易度
ラージ / 広さ
OVERVIEW
【フリー】ロールしてもしなくてもいい、ハードコアラージの空気を吸いたい人向け
チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「とうちゃーく、二番目かな?」
七色のブーケを持ち出した黒山羊が、
砂浜の上をゆっくりと歩いてくる。
「えへへ、浮かべてみるとおっきいねぇ」
「それじゃ、船をドボ~ン!と」
海に進水する大きな船。必要なモノは全て積んだ。
あとは乗り込んで、出航の時を待つだけだ。
「はぁ……この島出るっつってもこれからどうするかだよなぁ」
行く宛て無し。船が出たら誰かについていくくらいしかない。
元居た場所に帰る気はないし。
「勿論!ボク一人じゃ見れないモノだったからね。
船の方もそろそろ出さないと乗り遅れが怖いし
砂浜の辺りにでも移動させよっか」
「ヤァお疲れ様。お眼鏡には叶ったカナ?
ワタシもやりたいことはやれたカラ、
ぼちぼち船を出そうと思うんだケド……イイ?」
「んふふ。見てたよぅ、見てたよぅ?」
長い尻尾が煌めきの残滓を纏って揺れる。
さっきまで居なかった空間にそれは立っていた。
「お疲れ人類。良いものだったでしょ。
ボクね、ずーっとそれが見たいと思ってたんだ」
「猫は長生きできない人をたくさん見てきたにゃ。
長生きしない人もにゃ。
でも、毎回猫は見送ってたにゃ。
長生きするように」
「長生きするにゃんよ。自分の為に。
自分以外の為にも」
「ギクッ。
いやホントに生涯パリピなら生きてる限りパーリィは続くワケで。アゲの為にもお互い長生きするしか無いっしょ!」
本日何処かで聞いたようなセリフにドキリとさせられ、自分自身で噛み締めるようにそんな台詞を述べた。
「あ! それは分かるわ! フェスって参加してノリで騒ぐだけでも最高なんだけど、その思い出を持って帰るまでがフェスなわけよ!
……んむ。クッキーもウメっス」
「バイブスをアゲすぎた結果始末に負えなくなったんだネェ。
じきに此処も沈めば、借りた資源は海に還ル……
ならせめて思い出は持って帰ろうネェ」
そう言いながらクッキーを振舞った。
「猫はあまり難しい考え方はしないけど、できることはできるにゃんね。
短いけど長い、ここの歴史のお手伝いができたと考えればよしにゃん。
帰ったら、早速キカイぶちのめしにいくかにゃん」
「……ウフフフ。見えるようになるサァ。
現にワタシたちはこうして物資を集め、
豊かな生活を築き、星を挙げタ。
この貪欲な海域に呑まれることなく乗りこなしたんだカラ、
やってデキないことなんてそうそうないデショ」
「……???
チャラ男にゃ難しい話だったけど……昔色んなヒトがこの海をアゲようとした結果、今シマが浮かんで沈むまでのフェスが開催された、的な感じ?」
首を捻る。