Eno.15 キザキ・ユキ

水平線の向こう

また明日、会えるから。

真っ白な世界のライブステージで約束を交わしてから、
少しの月日が経った頃。

青年にとって、新しい環境での暮らしにも馴染んで。
休日の昼下がりに瞼を開けば、
ベッドの隣で彼女が寝ている事にも、ほんの少しだけ慣れて。

そんな中、事件が起きたのは何時だっただろう。

ふらりと二人で散歩に出掛けた途中?
デートの約束をして、眠った夢の中?

「遭難しちゃったよ~っ!」

 
突如意識が闇に呑まれ、目を覚ました二人は
揃って見知らぬ砂浜に倒れていたのだった。