Eno.51 トリトマ

とりとめのない話でも


「おはよう」

私は目覚めたその人のそばに近寄ります。

驚いたような顔をしているその人に、もう、と機嫌を損ねたような声を出して。

「べ、べつに。…あんたが寝坊しないように起こしにきたわけじゃないんだから」

テンプレート。

過去のログを参照しながら、その姿をとるのでした。




あたしにとってはそれが仕事だったし、そういうふうにできている。

そういうふうに、主人に支えてきたから。