Eno.55 フェンドリーゼ

記録4 それは、星の

天原が見せてくれたもの。それはこの世界の記録だった。この世界の在り方だった。俺たちは今、素晴らしいものを見ているのだなと、そんな実感があった。

どれだけの時間、この世界は在ったのだろう。見上げた星空はあまりに綺麗で、この世のものとは思えなくて。

カメラに、手が伸びた。

カシャッ



俺、忘れないよ、忘れない。
この島であったこと、交わした会話の数々、その全てを。俺の世界にさらなる彩りが添えられたこと、忘れない。

──ありがとう。