島での最初で最後の記録
ここに流されて。
沢山の、仲間と、見知った友人が出来て。
あの猫さんにも、ユヅルさんにも会えましたが。
ゼーレさんにも、会えるとは思っていなくて。
この島で来てから、色んなことがありました。
嵐が来ることもあったり。
悠人さんやお爺さんがはしゃいでたり。
真司さんが怪我を直してたり。
ユヅルさんと猫さんは自由気ままにしていて。
あいらさんは真司さんと仲良くなってて。
そして、ゼーレさんは。
私にも、皆さんにも、気を使っていて。
……離れるのが、寂しい。
これからも、私は、迷うたびにどこかの世界へと流れていくのでしょう。
今回は、嵐に巻き込まれてここにたどり着きましたが。
……それでも、皆さんと離れるのが。
……ゼーレさんと、離れるのが。
寂しくて、不安で。
もう少しだけ、この時間が愛おしい、と思ってしまうのは。
私の、エゴなのでしょうか。

「……なんて、私らしくないですね」
……なんて。
でも、皆さんの指輪も。
ゼーレさんと私の、お揃いの指輪も。
今は、こうして、迷った道しるべとして。
きっと、守ってくれるから。

__どうか、この島の名前のように。
皆さんの『道』が、交えますように。
皆さんが、この経験が、道しるべとなりますように。
今は、一旦お別れだから。
また、会えると信じて。
この記録を、つけようと思います。
__シャクレーゼ・ラスティ