記.1
エレオノーラは激怒した。
必ず、かの 邪智暴虐の相手を除かなければならぬと決意した。
エレオノーラは政治がわからぬ。
いや、分かっているつもり、だった。
ただ、向こうはそれより上手だっただけで。
一時は神の預言者、神の代理人とまで持てはやされたシビュラの身は、
太陽神の求婚を拒んだ古代の王女、カッサンドラのごとく、人々から不信の眼差しを向けられるようになった。
そう、仕向けられてしまった。
挙句の果てが、今ここにいるこの状況。
要は嵌められたのだ。罠に。
一人ではなく、協力者がいるのが煉獄中の幸いか。

必ず、かの 邪智暴虐の相手を除かなければならぬと決意した。
エレオノーラは政治がわからぬ。
いや、分かっているつもり、だった。
ただ、向こうはそれより上手だっただけで。
一時は神の預言者、神の代理人とまで持てはやされたシビュラの身は、
太陽神の求婚を拒んだ古代の王女、カッサンドラのごとく、人々から不信の眼差しを向けられるようになった。
そう、仕向けられてしまった。
挙句の果てが、今ここにいるこの状況。
要は嵌められたのだ。罠に。
一人ではなく、協力者がいるのが煉獄中の幸いか。
「なんとしてでも、生き延びてやるわ」