Eno.518 リリルカ・カラコルカの日記

栄光のディスペア

きっと。
リリルカ・ラルカ・カラコルカ失踪の報は瞬く間に城内を駆け巡り、
直ちに部隊が編成され、大規模な捜索が開始されるに違いない。

もしこのシマが世界の理の外側にあったとしても、
高位魔術師が投入されていれば、ひょっとしてひょっとすると、
私の魔力の残滓を追跡でもして、ここに辿り着いてくれるかもしれない。


(きっとそうだ)



だからまだ我慢できる。
きっとすぐに帰れる。

大きなお風呂も、豪華な料理も、献身的な従者も、
何もかも・・・・・が揃っている、あの場所に。