トトの手記2
火というのはやはり良い、人類が最初に手に入れた文明の象徴だ。
他者の力を大いに頼って製作した焚き火台はとても良い、暖も取れれば、食料の調理もできる。これがあれば他の漂流者たちの役に立つであろう。
ここでの集団生活は思考も、文化も、何もかも違う人々で行う。僕は人間関係を築くのが得意ではないので、それはセトに頼り、生活基盤を整えていくのに集中しよう。暮らすための仕組みがなければ、友好関係が築けなければ、僕たちは皆飢えて死んでしまうだろう。まあ、この島の人間たちに利己的で自己保身にのみ走るような者はいない……ように思えるので、僕も何か協力したいという気持ちになってくるというものだ。彼らの温情に、僕は行動で答えていくとしよう。
しかし、こんなに働いたのはいつぶりだろうか?喉の渇きや空腹をここまではっきりと感じるのも久しいような気がする。ここでは動物や魚の肉が主な食糧であるため、僕は発見次第、果物を食べて飢えを凌いでいるがあまりわがままは言ってはいられないだろう。
それでも、まだ他者の調理した食事は怖い。善意のみで運営されているこのコミュニティーの中でもなかなか手が伸びないのだ。
空腹のあまりに死んでしまうことだけは避けたいが、とりあえずは今の生活を続けていよう。
それにしてもとても、とても長い一日だった。
道具や装置を製作していても、セトと共に海辺を歩いてみても、島の人間と会話をしてみても、時間が過ぎていくのがとても遅く感じた。1日でも1秒でも早く、僕は、あの忌まわしい国へ帰りたいと気持ちはずっと焦っているというのに。セトも少し参っているような気もする、あまり無理をさせたくはないが言っても聞かないのだが。お前も本当は戻りたくて仕方がないのだろう?
僕は一日中、国に残してきたあいつのことが頭から離れなかったよ。焚き火の炎を見つめていると我が国の暖かな夜を思い出す。街中で輝いている色とりどりの灯りを煩わしいと思った時もあったが、今はあの景色も懐かしく切ない。
日が沈んでいく、1日が終わっていく、僕たちを照らすのは月明かりとこの炎だけなのだ。
ねえオーラン、君は僕が死んだと思っていないかい?僕は、僕は今すぐにでも君に会いたい、僕はまだここで生きているよ。君があの孤独な宮殿の中で、一人涙を濡らしていないこと祈るよ……こんなこと本人には口が裂けても伝えられないのだがね。
疲労のせいで少し感傷的になってしまった、この部分はカットしなければいけないね。
さて、疲労を回復するためにも、僕は眠る必要がある。明日のことは明日の僕に頼るとしよう。
他者の力を大いに頼って製作した焚き火台はとても良い、暖も取れれば、食料の調理もできる。これがあれば他の漂流者たちの役に立つであろう。
ここでの集団生活は思考も、文化も、何もかも違う人々で行う。僕は人間関係を築くのが得意ではないので、それはセトに頼り、生活基盤を整えていくのに集中しよう。暮らすための仕組みがなければ、友好関係が築けなければ、僕たちは皆飢えて死んでしまうだろう。まあ、この島の人間たちに利己的で自己保身にのみ走るような者はいない……ように思えるので、僕も何か協力したいという気持ちになってくるというものだ。彼らの温情に、僕は行動で答えていくとしよう。
しかし、こんなに働いたのはいつぶりだろうか?喉の渇きや空腹をここまではっきりと感じるのも久しいような気がする。ここでは動物や魚の肉が主な食糧であるため、僕は発見次第、果物を食べて飢えを凌いでいるがあまりわがままは言ってはいられないだろう。
それでも、まだ他者の調理した食事は怖い。善意のみで運営されているこのコミュニティーの中でもなかなか手が伸びないのだ。
空腹のあまりに死んでしまうことだけは避けたいが、とりあえずは今の生活を続けていよう。
それにしてもとても、とても長い一日だった。
道具や装置を製作していても、セトと共に海辺を歩いてみても、島の人間と会話をしてみても、時間が過ぎていくのがとても遅く感じた。1日でも1秒でも早く、僕は、あの忌まわしい国へ帰りたいと気持ちはずっと焦っているというのに。セトも少し参っているような気もする、あまり無理をさせたくはないが言っても聞かないのだが。お前も本当は戻りたくて仕方がないのだろう?
僕は一日中、国に残してきたあいつのことが頭から離れなかったよ。焚き火の炎を見つめていると我が国の暖かな夜を思い出す。街中で輝いている色とりどりの灯りを煩わしいと思った時もあったが、今はあの景色も懐かしく切ない。
日が沈んでいく、1日が終わっていく、僕たちを照らすのは月明かりとこの炎だけなのだ。
ねえオーラン、君は僕が死んだと思っていないかい?僕は、僕は今すぐにでも君に会いたい、僕はまだここで生きているよ。君があの孤独な宮殿の中で、一人涙を濡らしていないこと祈るよ……こんなこと本人には口が裂けても伝えられないのだがね。
疲労のせいで少し感傷的になってしまった、この部分はカットしなければいけないね。
さて、疲労を回復するためにも、僕は眠る必要がある。明日のことは明日の僕に頼るとしよう。