Eno.1014 漢升の日記

1日目③

雨の気配を前に、皆が浮足立っているのでござる。

巣の拡張は順調、拙者は触れぬが、海の水を飲めるようにもできるらしい。
そしてあの筒(ドラム缶)にロープ、網もまだまだ欲しい。必要なものは尽きないのでござる。拙者も背負子を作ったのでござる。いくら四つ腕とはいえ、いい加減何もないのも大変だったゆえ。

今の困り事は結局雨への備えが出来ていないことでござる。あの水を弾く青い布があれば……と思うのだが、こういうときに限って見つからないものでござる。
あとは水も食料も不足しているな。こればかりは拙者ではどうしようもない。どうしても炎を前にすると震えてしまって近づけないのでござる。

せめてできることとして、海の水を汲んでくることにいたそう。