さっきまで森にいたはず……
「なんだここ!
俺、たしかメッセージを運びに領地の森に入って……
ちょっとだけ道を見失って……」
「そこから……せめて明るいほうへ、と歩いていたら
なぜか砂浜にたどり着いて……」
「何が起きてる!?
一人で海なんて冗談じゃない!
夢だと言ってくれ~~!!」
レナードは正真正銘の海!!!にたどり着いてしまった。
変わりゆく季節が見せた幻なのか、
神の気まぐれか、はたまた領地のあるじが見せた夢か。
「ひとまず手持ちの荷物を確認し……
あれ? 手紙は?」
「代わりにテントがある!! 怖い!!
なんで!?!?」
「しかも母と『いつかキャンプに行けるならこれにしたいね』と
買うかどうか相談していたテントだ……!!」
「くっ、主のいたずらか!?
海はさすがに趣味が悪すぎるだろう……」
なにはともあれ、生き延びて帰らなければならない!
照りつける太陽のもと、しぶしぶと探索に乗り出すだろう……