Eno.35 レナード・ニューマンの日記

さっきまで森にいたはず……

なんだここ!
 俺、たしかメッセージを運びに領地の森に入って……
 ちょっとだけ道を見失って……」


「そこから……せめて明るいほうへ、と歩いていたら
 なぜか砂浜にたどり着いて……」


「何が起きてる!?
 一人で海なんて冗談じゃない!
 夢だと言ってくれ~~!!


レナードは正真正銘の海!!!にたどり着いてしまった。
変わりゆく季節が見せた幻なのか、
神の気まぐれか、はたまた領地のあるじが見せた夢か。

「ひとまず手持ちの荷物を確認し……
 あれ? 手紙は?」


代わりにテントがある!! 怖い!!
 なんで!?!?」


「しかも母と『いつかキャンプに行けるならこれにしたいね』と
 買うかどうか相談していたテントだ……!!」


「くっ、あるじのいたずらか!?
 海はさすがに趣味が悪すぎるだろう……」


なにはともあれ、生き延びて帰らなければならない!
照りつける太陽のもと、しぶしぶと探索に乗り出すだろう……