Eno.1073 府高木 西三の日記

恵みの雨

 日が暮れるのとほとんど一緒に、雨が降り出した。
 思ったより暗くなったが、灯りになるキーホルダーを借りられたから無事に行き来できたしな。
 助かったが、めちゃくちゃ光るな、あれ。

 ともあれ、他にも釣りに行った誰かがいて、雨水も溜められて、罠も仕掛けたら働いてる。
 だからまぁ、この人数でも1日分ぐらいにはなったんじゃないか?
 俺が顔を見てない奴が罠を仕掛けたような気配もしたし。

 しかし、自分から率先して働こうとは良い子だなぁ。
 ……何かじじくさいって言われたような気がしてきたぞ? 誰だ? もしくは記憶か?
 が、マジで倉庫の増築と共用カゴが共用背負子になったのは大きいな。
 俺は鞄を持ち歩いてるが、たぶん背負子の方がたくさん入るだろ。

 一度にたくさん物が持てるようになれば、移動時間が減らせるからな。
 そんな事言ってる場合じゃないから敢えて指摘しなかったが、けもの道がやっとの自然の中を歩くって大変だし。

 ま、ここで突然石畳だのコンクリートだので舗装された道路が発見されてもビビるんだが。