Eno.460 シンイリの日記

再会

なにやら重大な決断を迫られる夢を見た気がして、
目を覚ますとそこは無人島だった。

これがテルルやレウムちゃんが言ってたシマかあ、と理解はしたが、
ボトルメッセージもサバイバルガイドも読めなかったので呆然とした。
すぐにテルルを見つけられなければ
正直ちょっとメンタル的にヤバかったかもしれない。
いや、どっちかってーとあいつがオレを見つけてくれたのか?
なんかふだんとちょっと印象が違う気がするけどあいつ、いつのテルルだ?
何にせよ心強いことこの上ない。

それはそれとして、ルファさんだ。
別れたときのままの……いやどうだろ、ちょっと後かな?
すこしだけなんというか、雰囲気がさらに女の子らしくなってる気がするし。
オレのあげたかんざし、つけてくれてるんだな。うれしい。

ともあれそのルファさんとテルルがいま、オレの目の前で寝息を立てている。
雨に濡れて寒そうだった姿はもう大丈夫っぽいけど、
あまり体調がいいようには見えないので無理させないようにしないと。

ボトルのメッセージによるとこのシマにいられるのは一週間くらいらしい。
いろいろと思うところはあるけれど、まあそれは二の次だ。
テルルもルファさんも、『たのしい』を最優先にしたいと考えるだろうし、
オレもそれに全面的に同意だからだ。

まずはふたりを飢えさせないように、病気にさせないようにしようと思う。
前時代的と言われようがなんだろうが、
やっぱりそれが男の、兄貴の、……の役目ってもんだろ。

っし、がんばるぞ!『たのしむ』ぞ!えい、えい、おう!