遡ること2年前の出来事
※注意!※
この記録はフィクションです!実際のアヒルバトルとは多分関係はないと思いますが、この記録を見てロールフックに利用することはOKと致します。
ただし、どこかで見たことある、そう呼んでた、戦ったことがあったような…な感じのがおすすめです。意味わかんねぇよでしたら読んで終わりで構いません。
始まりは、小学校に入学してから教室で聞いたところからだった。
当時からアヒルバトルが流行っていて、子どもから大人まで幅広い年代のアヒルバトラーたちが己のアヒルと共に切磋琢磨しながら日々戦っていた。
風呂でライバルたちと激しくぶつかりながらも楽しんでいる彼らの姿を、天真すずらは興味を持ち始めていた。
すずらがアヒルバトラーになったのは、幼なじみの少年に声をかけられたからである。
ちょうど興味を持っていた時に、同じくしてアヒルバトラーになりたいと思った幼なじみが彼女を誘ったのだ。
そうして彼らははじめてのアヒルショップに行き、将来苦楽を共にするアヒルを選んだのだった。
無論、はじめたての初心者なので、どう戦えばいいのかわからず、近所の子どもたちとバトルしては負けることが多かった。
ところがある日、アヒルバトルを始めてから2年経った時のこと。
負けると思ったその時、すずらの内なる力が発揮されたのである。
また負ける、それは嫌だ、負けないで。と心の中で思った祈りがなんと、アヒルに癒しの力を宿すことになった。
※注釈:アヒルバトラーの想いは、時にアヒルに力を分け与えられるらしい。
水上で沈みかけたアヒルが周り円を描き、跳ねた水飛沫がきらきら光る真珠のように優しくアヒルに降りかかるそれは、不思議なことに浮き上がろうとする力を与えられていく。
その力はまさしく癒しの力。
天真すずらのアヒルが、エンジェルパールとなった始まりでもある。
そして、エンジェルパールの覚醒は、彼女を大会へと出場させるきっかけと、奇しくも大きな傷を与えるきっかけとなった。
力の覚醒があってからは、すずらは団体戦での大会に出るようになった。
アヒルを復帰させる癒しは、団体戦となると持久戦に持ち込める上、ヒーラーとしての役割を果たすことが出来ていく。
そうして癒しの恩恵を受けられたチームの実力は上がっていき、彼女の住む地域ではちょっと有名になったそうだ。嬉しいことに恥ずかしいことに、当時、彼女は天使なんて呼ばれていたとか。
実力が上がれば、次に目指すは全国大会優勝、その先に待ち受けるは世界大会。
今のチームなら優勝できるのも夢じゃないと思った彼女たちは、全国大会に向けて練習を重ね、大会に臨んだ。
これが、遡ること2年前の出来事。
天真すずらが12歳の時の出来事である。
全国大会第n試合目。
相手は優勝候補で、なんでも大会スポンサーが特に推しているチーム。
事件は、この試合に起こったのだ。
試合前、すずらたちは相手チームと挨拶をすることがあったが、特に何も起こらず軽い会話程度をしたくらい。
挨拶が済んだ後は、礼儀正しいなぁとのんきに思いながら試合会場に向かっていった。
この時に、すでに事件が起こっていたのだった。
全国大会での試合、大勢のアヒルバトラーたちが見ている。緊張と不安と、仲間と相棒がいるという安心感の中、ついに試合が始まった。
が、開始僅か1秒で、エンジェルパールは泥となって沈んでしまったのである。
あまりにも突然で、あまりにも呆気ない沈没に、会場はどよめいた。
もちろん、当の本人も動揺と混乱が隠せない。
どうして沈んだのか、あの時、ちゃんと診てたはずなのに。
ブーイングと怒号とざわめきが入り雑じる中で、すずらはある考えが過った。
あの挨拶の時に、すり替えられたのでは、と。
だとしたら、本物のエンジェルパールは、
と、思った時には身体が勝手に動いたかのように、試合会場から飛び出していた。
試合を放棄して、いなくなってしまった相棒を探す。
探しても、探しても、見つからない。
気がつけば、大会が終わり夕方になっていた。
どこを探しても見つけられなかった彼女の元に、ある人物がやって来た。
その人物は、試合前に挨拶したチームのリーダー格たる者。
その手には、お腹に大きな傷を付けられたエンジェルパールがあった。
絶望。
嘲りながら叩きつけられたアヒルの姿を見て、心に大きな傷を付けられた。
自責の念と疑問と悲しみが汲み上げてくる。
こんなのを見せられたら、もうアヒルバトルは出来ない。
楽しいと思ったはずのアヒルバトルなのに。
少女は、この日を持ってアヒルバトルを辞めた。
あれから2年経って、たまたまアヒルケアのボランティアに誘われて、今の天真すずらがいる。
この記録はフィクションです!実際のアヒルバトルとは多分関係はないと思いますが、この記録を見てロールフックに利用することはOKと致します。
ただし、どこかで見たことある、そう呼んでた、戦ったことがあったような…な感じのがおすすめです。意味わかんねぇよでしたら読んで終わりで構いません。
始まりは、小学校に入学してから教室で聞いたところからだった。
当時からアヒルバトルが流行っていて、子どもから大人まで幅広い年代のアヒルバトラーたちが己のアヒルと共に切磋琢磨しながら日々戦っていた。
風呂でライバルたちと激しくぶつかりながらも楽しんでいる彼らの姿を、天真すずらは興味を持ち始めていた。
すずらがアヒルバトラーになったのは、幼なじみの少年に声をかけられたからである。
ちょうど興味を持っていた時に、同じくしてアヒルバトラーになりたいと思った幼なじみが彼女を誘ったのだ。
そうして彼らははじめてのアヒルショップに行き、将来苦楽を共にするアヒルを選んだのだった。
無論、はじめたての初心者なので、どう戦えばいいのかわからず、近所の子どもたちとバトルしては負けることが多かった。
ところがある日、アヒルバトルを始めてから2年経った時のこと。
負けると思ったその時、すずらの内なる力が発揮されたのである。
また負ける、それは嫌だ、負けないで。と心の中で思った祈りがなんと、アヒルに癒しの力を宿すことになった。
※注釈:アヒルバトラーの想いは、時にアヒルに力を分け与えられるらしい。
水上で沈みかけたアヒルが周り円を描き、跳ねた水飛沫がきらきら光る真珠のように優しくアヒルに降りかかるそれは、不思議なことに浮き上がろうとする力を与えられていく。
その力はまさしく癒しの力。
天真すずらのアヒルが、エンジェルパールとなった始まりでもある。
そして、エンジェルパールの覚醒は、彼女を大会へと出場させるきっかけと、奇しくも大きな傷を与えるきっかけとなった。
力の覚醒があってからは、すずらは団体戦での大会に出るようになった。
アヒルを復帰させる癒しは、団体戦となると持久戦に持ち込める上、ヒーラーとしての役割を果たすことが出来ていく。
そうして癒しの恩恵を受けられたチームの実力は上がっていき、彼女の住む地域ではちょっと有名になったそうだ。嬉しいことに恥ずかしいことに、当時、彼女は天使なんて呼ばれていたとか。
実力が上がれば、次に目指すは全国大会優勝、その先に待ち受けるは世界大会。
今のチームなら優勝できるのも夢じゃないと思った彼女たちは、全国大会に向けて練習を重ね、大会に臨んだ。
これが、遡ること2年前の出来事。
天真すずらが12歳の時の出来事である。
全国大会第n試合目。
相手は優勝候補で、なんでも大会スポンサーが特に推しているチーム。
事件は、この試合に起こったのだ。
試合前、すずらたちは相手チームと挨拶をすることがあったが、特に何も起こらず軽い会話程度をしたくらい。
挨拶が済んだ後は、礼儀正しいなぁとのんきに思いながら試合会場に向かっていった。
この時に、すでに事件が起こっていたのだった。
全国大会での試合、大勢のアヒルバトラーたちが見ている。緊張と不安と、仲間と相棒がいるという安心感の中、ついに試合が始まった。
が、開始僅か1秒で、エンジェルパールは泥となって沈んでしまったのである。
あまりにも突然で、あまりにも呆気ない沈没に、会場はどよめいた。
もちろん、当の本人も動揺と混乱が隠せない。
どうして沈んだのか、あの時、ちゃんと診てたはずなのに。
ブーイングと怒号とざわめきが入り雑じる中で、すずらはある考えが過った。
あの挨拶の時に、すり替えられたのでは、と。
だとしたら、本物のエンジェルパールは、
と、思った時には身体が勝手に動いたかのように、試合会場から飛び出していた。
試合を放棄して、いなくなってしまった相棒を探す。
探しても、探しても、見つからない。
気がつけば、大会が終わり夕方になっていた。
どこを探しても見つけられなかった彼女の元に、ある人物がやって来た。
その人物は、試合前に挨拶したチームのリーダー格たる者。
その手には、お腹に大きな傷を付けられたエンジェルパールがあった。
絶望。
嘲りながら叩きつけられたアヒルの姿を見て、心に大きな傷を付けられた。
自責の念と疑問と悲しみが汲み上げてくる。
こんなのを見せられたら、もうアヒルバトルは出来ない。
楽しいと思ったはずのアヒルバトルなのに。
少女は、この日を持ってアヒルバトルを辞めた。
あれから2年経って、たまたまアヒルケアのボランティアに誘われて、今の天真すずらがいる。