Eno.35 レナード・ニューマンの日記

そろそろ嵐が来る

「嵐に立ち向かうなんて、ダンピールにできるのか!?
 そもそも力は失われてるんだ、無理だろ!」


「でもこの話したら、きっと母さんなら『父さんなら嵐を乗り切るくらいしたわよ』って
 いうんだろうな……」


「母さん、ダンピール半吸血鬼ヴァンパイア吸血鬼を一緒にしないでくれ……!
 半分は人間なんだ、こっちは!」


……

「そういえば、吸血鬼シスター退魔師がいるのに驚いて
 半吸血鬼であることを明かすのを忘れていたな……」


とはいえ、人間に間違えられたから怒る、なんて方向に
プライドがあるわけでもなく(天使じゃないし……)

「ん~……まぁ、聞かれたら答えるか。
 半吸血鬼と人間の違い、このシマだとありそうにないしな。」


そもそも暗いところが嫌いな半吸血鬼はそうそういない。
説明してもむしろ納得してもらえないかも。

「そういえば、皆は『吸血鬼は血を吸う』と言っていたな。
 そういうものなのか。」