Eno.553 ベテルギウスの日記

3日目

防御用設備を作成した。
これで急な襲撃にも身を隠しながら戦える……と、思ったのだが。
天気が一気に崩れて嵐になったので、
雨風から拠点を護るためのものになっていた。

……ま、まあ。想定とは少々ブレたものの、有用に活用されているのでいいだろう。

ところで嵐の中に宝というか珍しいものがあるといったのは誰だ。

おかげで命知らずの危なっかしい奴らがぴょんぴょん出ていく。
人をしまえ人を。一人はきちんと止められたがほか数人は嬉々として探検したな。
とはいえ、大体が無傷帰還だったので胸をなでおろす。
幼女なんぞはその上さらに「宝」を握って返ってくるものだから驚いた。

謎の花、謎の石。
この島ジーランティスは、数多の世界の漂着物が集まるらしい。
つまるところこうして異世界人たちが一堂に会するのは何もおかしくはないのだ。
……ならばいっそジーランティスで暮らすか?
海ではたらいたことはないが、力仕事は得意なほうだ。
案外さらりと働き口が見つかるかもしれん。

……そうすれば、聖典を直せるような奴も見つかるかもしれない。