Eno.1014 漢升の日記

ミルミカ・フォルミライ・アッティラについて②

虫の描写になるため、折り畳み
・頭部
一対の複眼と、光量と偏光を識別するための額の3つの単眼、という構成は共通ですが、眼が比較的小さく、鋭い動きは察知できても視力そのものはかなり低いものです。但し翅士官リエゾンのみ、婚姻相手を探し、また偵察の役割を担う都合、大きな複眼と高い視力を持ちます。

二本の触覚は化学物質、気流、振動などを検知できる他、触覚の先端同士を突き合わせての信号のやり取りを行え、下級個体への命令の入力方法の1つとなっています。

一対の強力な大顎は精密かつ大馬力のマニピュレータとして、しばしば彼らの重作業や戦闘で用いられます。特に人型相手には、顎を脇と首にそれぞれ引っ掛けて頭をひねり、梃子の原理で首を“圧し切る”攻撃方法が恐れられます。この圧し切り動作は獲物の解体や植物の剪定などで日常的に行っているもので、その延長線と言えます。

また、“トラップジョー”と呼ばれる仕組みも備わっています。これは力を溜めた状態で内部機構によってロックをかけるもので、開いたまま対象に押し付けることで大顎の内側の毛に似た感覚器官を刺激、時速180kmという高速で開放し、切断してしまうというものです。
顎を大きく開くのは彼らなりの威嚇であり、同時に即座に攻撃に転じるための事前動作でもあるのです。