見知らぬ誰かへ
【見知らぬ誰かへ】
あなたに夢はありますか?
あなたに憧れはありますか?
わたしのパパは、
偉大なる冒険家でした。
各地を巡っては、病弱だったわたしに、
様々な話を聞かせてくれました。
そのパパはある嵐の夜、
冒険に出掛けたきり、
帰らぬ人になったけれど。
パパの教えてくれた様々な物語が、
元気になったわたしの原動力となりました。
パパが語った冒険譚の世界を、
いつかわたしもこの目で見てみたい。
胸いっぱいに、夢と憧れが広がりました。
もうパパはいない。でも、
パパのくれたものは娘のわたしの中に、
今も確かに生きています。
夢があるから、憧れがあるから、
苦しい中でも生きていけたんだ。
純粋に何かを想う気持ちは、
背中を押してくれるんだ。
あなたに夢はありますか?
あなたに憧れはありますか?
尊敬する人は?
「こうなりたい」という自分はありますか?
あるならばどうか、それを捨てないで。
夢に向かって進むその姿に、
励まされる人もいるのだから。
冒険家、そしてアヒルバトラーの卵の少女より