Eno.537 リバティの日記

僕のだいすきなサーカス団


サーカス団をつくるのは、パパとママの夢だった。
ママは病気で天国へ行っちゃったけど、
パパは、パパの夢と、ママの夢。
その両方をだいじに抱えて、このサーカス団をはじめたんだ。

ちいさいけれど、あったかい。
おっきなサーカス団と比べたら、演者の数も少ないけれど……
それでもとっても素敵な、僕たち家族のたからもの。

ライオンのレグルスは、いちばんの仲良し!僕の大切な弟。
がちょうのパトリシア、レミィ、パールは可愛い三つ子の妹。
サルのリッキーはすっごく頭がいい弟。
トラのケイティは穏やかな優しい妹。
オウムのサファイアはちょっと頑固者のお姉ちゃん。
そして、サーカスのリーダー、
僕が大好きなパパ!

僕は、みんながどれだけすてきな子なのか、
お客さんに伝えるのがお仕事。
だから、とっても楽しいんだ!
僕自身がカワイイって言われるのも嬉しいけど、
でもでも、家族のみんなが褒められるほうがもっと嬉しいんだもん。

はやく帰って、皆に会いたいな!









だいじなことを、わすれている気がする、の。
どうして?

僕はサーカスの衣装のまま、どうしてここへ流れ着いたんだろう?