Microcosmos02
夢を見た。
世界が壊されて、何もかもなくなってしまう夢だ。
僕は何もかもを奪われて、何一つ持たない無防備な状態で、突然その場所に放り出された。
思考というものはなかった。
ただ怒りと、絶望と、そしてそれを凌駕するほどの空虚があった。
何も出来ずに、僕はただただ泣き喚く。
大声を上げて泣き叫ぶ。
奪われたものを取り戻すために。
新しい世界は、僕に様々なものを与えようとした。
だけどそのひとつたりとも、僕を満たしてくれるものはなかった。
世界が壊された時から、僕はずっと餓えている。
癒えることのない飢餓感に囚われ続けている。
今も変わらず、ずっと。
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