はらんの2ページ ~ 嵐の彼方に輝く星へ
島に流され早2日。
寝ても覚めても悪天候。止まない雨に、大嵐。



負った傷より、痛みより、心配させてしまったことが、
気を遣わせた心のほうが、なによりとっても苦しくて。





ほんのちょっぴりさみしくなって、畳んだ羽織を掴んで手繰り。

出会いは突然、過ごして2日。
随分仲良くなれた気がする、4人の仲間を想ってぽつり。

燻る思いを抱えたままに、まぶたを閉じれば夢の中。
素敵な出会いを忘れぬように、泡沫の夢と終わらぬように。
抱えた願いを星へと託し、描いた未来へと船を漕ぐ——。
寝ても覚めても悪天候。止まない雨に、大嵐。

「木とか石とか色々飛んできて、ほんとすげー風だったなぁ……。
なんか魚とかも飛んでた気がするし。……きのせーかな?」

「……みんなには内緒にしてたけど、
実は嵐の向こうの光がどうしても気になって、外に出てみたんだよな」

「ついでに色々探してみたかったのもあるけど……。
その結果ケガして、迷惑かけちゃって……」
負った傷より、痛みより、心配させてしまったことが、
気を遣わせた心のほうが、なによりとっても苦しくて。

「でもあの光……星? 結局なんだったんだろ……」

「昔じーちゃんから聞いた太陽の神様……とは関係ねーかもだけど、
やっぱり気になるんだよなー」

「あっちの島に渡ってみたら、何かわかったりしねーかな?」

「……あーあ、こんな時にスエキチたちがいてくれたらなー」

「……みんな、オレがいなくても元気でやってんのかな」
ほんのちょっぴりさみしくなって、畳んだ羽織を掴んで手繰り。

「早く帰りてー……けど、やっぱり帰りたくないかも」
出会いは突然、過ごして2日。
随分仲良くなれた気がする、4人の仲間を想ってぽつり。

「いつか、みんなとムサシで遊べたらいいなー……」
燻る思いを抱えたままに、まぶたを閉じれば夢の中。
素敵な出会いを忘れぬように、泡沫の夢と終わらぬように。
抱えた願いを星へと託し、描いた未来へと船を漕ぐ——。