3-3:石に関する疑念
僕たちが探している「不思議な石」ではない。
洞穴で見つかった熱を帯びた石、冷気を帯びた石のことだ。
この世界は他世界から不作為に物品や生命を呑み込み、自身に還元し、それらを模倣した生命や物品を新たに生み出す。
これは僕たちが今までの冒険で立てた仮説だが、この説に従うと
この石も他の世界で元となった物品が存在していることになる。
冷気を帯びた石は、そのまま「氷」な気がする。
この世界では氷は人為的に作らないと存在していない。
「水」の性質も模倣した故に氷を作ることは出来るが、異世界から呑み込んだ氷は水とは別の存在として還元してしまったのだろう。
…………この仮説に基づくと。
この熱を帯びた石、ヤバいのでは????
僕たちが冒険した世界の中には「核」と呼ばれる仕組みを活用しているところがあった。
その核は……物質を構成する最小要素を変化させてしまう。
つまり、生きている人間にそれらを使うと、内部からじわじわと人体の構造そのものが破壊され、死に至る。
(もちろん、他の存在に悪影響を及ぼさない核の使い方もあるのだが、未だ実用には至っていないようだった)
そして、その「人体に悪影響を及ぼす核」の原料ウランが……立方体の石。
その核の仕組みが動くとき、その石は熱を発する。
…………………………………………。
冷たい石みたいに、見た目だけ模倣していて、核の仕組みまで模倣していないことを祈るのみだ
洞穴で見つかった熱を帯びた石、冷気を帯びた石のことだ。
この世界は他世界から不作為に物品や生命を呑み込み、自身に還元し、それらを模倣した生命や物品を新たに生み出す。
これは僕たちが今までの冒険で立てた仮説だが、この説に従うと
この石も他の世界で元となった物品が存在していることになる。
冷気を帯びた石は、そのまま「氷」な気がする。
この世界では氷は人為的に作らないと存在していない。
「水」の性質も模倣した故に氷を作ることは出来るが、異世界から呑み込んだ氷は水とは別の存在として還元してしまったのだろう。
…………この仮説に基づくと。
この熱を帯びた石、ヤバいのでは????
僕たちが冒険した世界の中には「核」と呼ばれる仕組みを活用しているところがあった。
その核は……物質を構成する最小要素を変化させてしまう。
つまり、生きている人間にそれらを使うと、内部からじわじわと人体の構造そのものが破壊され、死に至る。
(もちろん、他の存在に悪影響を及ぼさない核の使い方もあるのだが、未だ実用には至っていないようだった)
そして、その「人体に悪影響を及ぼす核」の原料ウランが……立方体の石。
その核の仕組みが動くとき、その石は熱を発する。
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冷たい石みたいに、見た目だけ模倣していて、核の仕組みまで模倣していないことを祈るのみだ