【通信記録】
(街中を走る音がする)
『担当代わったぜ、こちらヴォルフ。様子はどうだ?』
「ああ、ちょうどお目当ての物を引っ張り出したところさ」
『やるじゃねえか。次は脱出だな?』
「そう言いたいけどね、ちょうど警備員に見つかったところだ。彼ら、速いな」
『お前の認識阻害なら、捕まっても楽勝だろ?』
「はは、全くその通り…」
「ッ!」
『フリン?』
(少しの間沈黙が続く)
「……拘束された。まあ、隙を見て逃げるさ」
『"アレ"があるんじゃねえのか?』
「"アレ"…?もしかしてスタンガン?ああ、すっかり忘れてた」
(強い電撃の走る音がする)
「こちらフリン、無事に抜け出せたよ。計画していた脱出ルートに軌道修正する」
『よし、次は捕まるんじゃねえぞ』
「わかってる。それで――」
『……フリン?通信が不安定だ、どうした?』
『は、通信切れ!?オイ、何があった?!』
(通信が切れる)
―――――――――――――
―――――――――
―――――
「こちらフリン。不覚にも、ウサギ穴に落ちた。入り口もふさがっちまって行き先は不明だ」
「スタンガンも他の荷物も、どっかに行ってしまったけれど――――」
「でも、狭間ではないらしい。つまり、出口がある。実にツいてる」
「ああ、お目当ての物もしっかり持っているよ。身に着けていれば、無くすことはないからね」
「ああ、まあ、そうだね……出口の先で、新しいオトモダチができれば嬉しいばかりだよ」
『担当代わったぜ、こちらヴォルフ。様子はどうだ?』
「ああ、ちょうどお目当ての物を引っ張り出したところさ」
『やるじゃねえか。次は脱出だな?』
「そう言いたいけどね、ちょうど警備員に見つかったところだ。彼ら、速いな」
『お前の認識阻害なら、捕まっても楽勝だろ?』
「はは、全くその通り…」
「ッ!」
『フリン?』
(少しの間沈黙が続く)
「……拘束された。まあ、隙を見て逃げるさ」
『"アレ"があるんじゃねえのか?』
「"アレ"…?もしかしてスタンガン?ああ、すっかり忘れてた」
(強い電撃の走る音がする)
「こちらフリン、無事に抜け出せたよ。計画していた脱出ルートに軌道修正する」
『よし、次は捕まるんじゃねえぞ』
「わかってる。それで――」
『……フリン?通信が不安定だ、どうした?』
『は、通信切れ!?オイ、何があった?!』
(通信が切れる)
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「こちらフリン。不覚にも、ウサギ穴に落ちた。入り口もふさがっちまって行き先は不明だ」
「スタンガンも他の荷物も、どっかに行ってしまったけれど――――」
「でも、狭間ではないらしい。つまり、出口がある。実にツいてる」
「ああ、お目当ての物もしっかり持っているよ。身に着けていれば、無くすことはないからね」
「ああ、まあ、そうだね……出口の先で、新しいオトモダチができれば嬉しいばかりだよ」