Eno.109 弓使いの日記

島での活動録

魔王城手前、これから最終決戦となってから。
急に見覚えのない土地に飛ばされた。
そんな日からもう三日経つ。

魔王軍とも一緒にいる不可思議さにも大分慣れ、仲良くすらなれた。そんな気がしている。

一時休戦で、無事に戻ることができればきっとまた弓引くことになるのだろう。

……そのことに、いやだな。と思う自分が居ることに気づく。

情が湧いている。このまま、共に手を取り合うことはできないのだろうか、なんて。

都合がいいんだろう。


でも、俺はそう思ってしまうんだ。

食事会のようなものを経て、猶更。


………

……




こうして、書いて感情を紙に託す。

仲間の命、好敵手たちの命。それを選ばなければならない時がもし来たときに、

弓を射る手が鈍らないように。