Eno.205 春来る女神のフラメルの日記

それは大樹の■でした。

自分が薄れてゆくと感じたフラメルは、書き留め始めました。

日誌のように、日記のように、研究誌のように。
思い出せるところは、全部。

悲しいことに、それを終えるには時間が少なすぎたのでした。
老いた身、記憶の欠落はどちらのせいかはわからない。
代わりに、温室の花はさんさんと咲き誇っていました。
昔と、変わらずに。

発想の流転。

自分をベースに、このお花達をかけあわせる。
残っている"フラメル"を全て使って
新しい命を造り出す。

これは一つの賭けでもありましたが。
その賭けに、フラメルは勝ったのです。






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お花を愛する一人の女の子。

今日も元気にお花のお世話をしております。

それが、フラメル

床に散らばった"紙束"が風に巻き上げられて、大樹の木ノ葉と一緒に、舞い上がりました。