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汽笛の音がする。汽笛の音のはずだ。
最強アヒルバトラー決定戦は起きるとしても、あの音は汽笛だ。
彼らの声に耳を傾けていると、時折頭を抱えたくなる。
まだ外部への具体的なアプローチは何も行えていない。
誰かがあげた狼煙や旗はあるけれど、
それだけで船に気付いて貰えるなら苦労はしないんだ。
かといって、こればかりは僕一人の力では無理がある。
つまり僕がやるべきことは? 占いに頼らず導きだすなら。
彼らが脱出に向けての作業にまで手が回るよう、裏から手助けすることだ。
こうして文字に起こすと本当に不愉快だけれどもね。