プロローグ:冒険者たる呪い
やっと僕たちはジーランティスの理想の島に降り立つことが出来た。
救助船ルートに近く、灯台や花火を作らなくても救助船が訪れる島。
つまり、脱出に必要な労力を探索に振り分けることが出来る。
僕たちの目的はふたつ。ひとつは「不思議な石」の獲得。
もうひとつは、それを用いた「星の記憶」の作成と使用。
そして、余裕があるなら、「不思議な石」「星の記憶」そのものの持ち帰り。
これらを達成するためには、不思議な石が最低3つと、莫大な資材が必要となる。
……わかっている。これらを僕らの出身世界に持ち帰ったところで、何の力も発揮しやしない。
これらはジーランティスに紐づいたアーティファクト。この世界を離れたら、ただの石ころに過ぎないのだと。
それでも、僕も相棒も、共に意見は変わらなかったーーこのふたつを持ち帰ると。
何のために?
答えはひとつ。僕たちが冒険者だから。
ここジーランティスで何かを成したという証拠が欲しいのだ。
いずれは全てが水没し、無に帰してしまうこの世界で、確かに僕たちが冒険したという証拠が。
だから僕たちは冒険者をやめることが出来ない。
これはもはや呪いだ。
この呪いを解くのはそう簡単にはいかないだろうーー無論、解く気もないが。
さぁ、訪れるたびに少しずつ表情を変えるこの世界で、僕たちは何を見つけることになるのだろう?
救助船ルートに近く、灯台や花火を作らなくても救助船が訪れる島。
つまり、脱出に必要な労力を探索に振り分けることが出来る。
僕たちの目的はふたつ。ひとつは「不思議な石」の獲得。
もうひとつは、それを用いた「星の記憶」の作成と使用。
そして、余裕があるなら、「不思議な石」「星の記憶」そのものの持ち帰り。
これらを達成するためには、不思議な石が最低3つと、莫大な資材が必要となる。
……わかっている。これらを僕らの出身世界に持ち帰ったところで、何の力も発揮しやしない。
これらはジーランティスに紐づいたアーティファクト。この世界を離れたら、ただの石ころに過ぎないのだと。
それでも、僕も相棒も、共に意見は変わらなかったーーこのふたつを持ち帰ると。
何のために?
答えはひとつ。僕たちが冒険者だから。
ここジーランティスで何かを成したという証拠が欲しいのだ。
いずれは全てが水没し、無に帰してしまうこの世界で、確かに僕たちが冒険したという証拠が。
だから僕たちは冒険者をやめることが出来ない。
これはもはや呪いだ。
この呪いを解くのはそう簡単にはいかないだろうーー無論、解く気もないが。
さぁ、訪れるたびに少しずつ表情を変えるこの世界で、僕たちは何を見つけることになるのだろう?