Eno.147 あしたの日記

無題

あしたはあした。
きのうのきょうで
だれかのあした。

そこに、だれかのあしたはありませんでした。

それなら、きょうはだれのきょう?

猫は蝶をおいかけて、尋ねるのでした。



「神様は死んだらどこに行くのでしょうか」



「とおいほしぞらにいくのでしょう」

「とおい星の海にいくのでしょう」




猫は頷きました。

「ならいつかまたがあるかもしれませんね」


「またいつか」



それは誰かにいった最後の言葉。

二度目の言葉。

三度目だったかも。

どちらにしたって。
もう会えない人への言葉。