Page3-7:伝説
寒い夜が続く。
手がかじかんで字が書きにくい。
それでも僕はこのペンを執らなければならない。
何故ならシマに伝説のアヒル像が突如顕現したからだ。
最強だとか伝説だとか、そういう肩書には左程興味はないけれど、
それでもアヒルバトラーとしてあれの存在は無視できない。
これまで彼らの話は何の根拠もない与太話だと思って流していたが、
あの像がその姿を現したのなら話は別だ。
もしこの地で新たな伝説が生まれるというのなら。
それをこの目で直に見ることが出来るというのなら。
この最悪な遭難生活にも、少しは価値が見出せるってものだ。